箱根町議会議員 折橋なおみち

知覧特攻平和会館2011年12月5日

内容

【知覧特攻平和会館】
「行って良かった美術館&博物館ランキング2011」1位の知覧特攻平和会館に訪問。以前、小泉前首相が涙した平和会館ということで有名になった場所です。
会館内部の展示室は太平洋戦争の末期、沖縄戦の劣勢を一挙に挽回するため、人類史上類のない特攻作戦が展開された事実が、生々しく展示されています。
 見学した日は、平和教育の一環としてだと思いますが、多くの中高生の遠足・修学旅行と重なり、会館内は多くの人でいっぱいでした。会館の内部に展示されている手紙や遺書には、これから特攻に赴くことによる家族への配慮と、素直に家族を思う特攻隊員の心情等が書かれていることを拝見して、胸が熱くなり目頭を押さえることもしばしばありました。
 家族が生きていくために、自己を犠牲にして特攻隊員として死ぬことを受け入れて行った青年の思いを考えると、今よくニュースになる事件として取り上げられる、いじめや虐待、悲惨通り魔的な殺人事件を思うと、人間の尊厳や家族観など、どうしてこのような社会になってしまったのかとの思いや、自己を犠牲にしてまで、家族を愛していくことの大切さとを痛感しました。
また、箱根町でも私たちの身近な特攻隊員として、小涌谷自治会長・瀧さんのおじさんにあたる方が、特攻に散った兵隊さんとしていますが、会館の特攻隊員検索機能を使って検索して、その遺影に合掌してきました。本当に身近な所に特攻で散った方が居たと遺影を前にあらためて、恒久的な平和を願いました。

 

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