鹿児島県観光交流局観光課2011年12月5日
内容
【鹿児島県観光交流局観光課】
視察目的
・海外観光客について
・新幹線開通によっての観光動向
・新幹線開通によっての観光戦略について
・震災後の影響について
・霧島ジオパークについて
・火山対策等の防災計画について
鹿児島県観光交流局観光課課長補佐・搪 作一 氏、鹿児島県企画部地域政策課主幹兼特定計画係長・玉利雅昭 氏、鹿児島県企画部地域政策課特定計画係主事・麦田健一郎 氏、の対応で視察研修が開始される。上記の内容に関して県側から説明を受け、我々の質疑となる。
鹿児島県全体の観光は宿泊観光客が8627千人、日帰り観光客が38239千人の県である。現状では県内の産業からすると観光は大きな割合を占めているとは言えない。基本的には知事との話でも出ているように、一次・二次産業が中心となっている。
しかし、新幹線の開通によって、今後観光に関しては大きな期待をしていることは事実で、県としても観光局を中心として取り組みが具体的となっている。県と市町村との連携については具体的な内容を聞き取ることができなかったが、取り組みの中では重要であると認識しているようであった。県が市町村に下ろす補助金などについては、市町村より企画が提案されてから、県で精査し補助金を交付するとのことである。但し、継続事業などは対象とはせず、新規の事業のみを補助対象としている。
外国人観光客に関しては、韓国が全体の半分を占めており、九州という地理的な優位さがある。観光の目的は「ゴルフ・トレッキング・スポーツキャンプ・団体ツアー」となっており、FITなどの個人観光に関しいまだ不十分のようであった。台湾については、台北~宮崎定期便やチャーター便による県内への入り込みが好調であるとのこと。
鹿児島県が推進する、平成23年度における重点施策は
1. 九州新幹線全線開業記念観光キャンペーン事業
2. 観光かごしま大キャンペーン推進事業
3. 魅力ある観光地づくり事業
4. 体験・交流型観光ビジネスモデル確立事業
5. トップセールス推進事業
6. かごしまPR戦略展開事業
7. 国際クルーズ船誘致促進事業
8. YOKOSO!KAGOSIMA(海外誘客強化)事業
9. 上海マーケット開発推進事業
10. スポーツ観光王国かごしま確立事業
以上の各事業を展開している。詳しい予算配分と県における観光予算のボリュームについては伺うことができなかったが、鹿児島県の観光に関する力の入れ方を伺うこと。
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